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パイドン―魂の不死について [哲学]


パイドン―魂の不死について (岩波文庫)

パイドン―魂の不死について (岩波文庫)

  • 作者: プラトン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1998/02/16
  • メディア: 文庫



紀元前399年、ソクラテスは、「神々に対する不敬と、青年たちに害毒を与えた罪」を理由にアテナイで裁判にかけられ、死刑を宣告され、毒杯を仰いで亡くなった。
その死の直前に「魂の不死について」をテーマにして、その場にいたソクラテスの仲間達と議論した内容を、プラトンがまとめたものです。
ただ、病気か何かで、プラトン自身はいなかった様ですが。

自分は、大川総裁の仏法真理の次ぐらいに、プラトンの著作は評価しています。
最近は読んでなかったのだけれど、ちょいと久々に引っ張り出して読んでみた。
それもこれも、ホーキンズが馬鹿な事を語っているので、それに対抗するものを、いろいろ出してみたいと思って、昔の本棚なども探ってみたら、「やはり過去の文献で、これだけ永遠の生命についてストレートに述べているものも少ないな」という事で、この本を紹介したい。

ま、ソクラテスやプラトンは、現代では「哲学者」という事で、歴史の本とかに書かれているわけですが、はっきり言って、あまり宗教(あくまでも幸福の科学の様な正しい宗教)と変わりません。
現代の哲学からイメージされる、そんなクソこむずかしい事を語っているわけでは無いのです。
特定の対象を神としてやっているわけではないのだけど、完全に「転生輪廻」の事を語ってますし、いかに人として正しく生きるか、といった事を中心に述べているのです。

ソクラテスは、裁判の結果、死罪の判決を受けたのだけれども、その後も、逃げようと思えば、いくらでも逃げられる環境にはあったのです。
ただ、ソクラテスは全く逃げようとも思わず、逆に、真の哲学者であるならば、肉体の楔から解放され、魂そのものになる事は、喜ばしい事であるといった感じで、最後の対話を繰り広げるのであった。

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ソクラテス
本当に哲学のうちで人生を過ごしてきた人は、死に臨んで恐れを抱くことなく、死んだ後にはあの世で最大の善を得るだろうとの希望に燃えているのだが、それは僕には当然のことのように思えるのだ。
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この様に、全く動じて無い。
そして、この後、夕方には毒杯を仰いで死ななくてはいけないのだけれども、淡々と霊魂不滅について、弟子のシミアスとケベスを相手に対話で証明していく事になる。
想起説をもとに、転生輪廻の説明もする。

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ソクラテス それでは、かれらはかつて学んだことを想起するのだね。
シミアス そうでなければなりません。
ソクラテス では、いったい、いつわれわれの魂はそれらの知識を獲得したのか。なぜなら、われわれが人間として生まれて以後ではないのだから。
シミアス たしかに、以後ではありません。
ソクラテス それなら、以前だ。
シミアス そうです。
ソクラテス それなら、シミアス、魂は人間の形の中に入る前にも、肉体から離れて存在していたのであり、知力を持っていたのだ。
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何も臆する事無く、言葉によって真実の世界を証明していく。
これこそ本当の哲学者である。
最後に、死後の裁きについても語られているが、これこそ哲学が「正義」と関連する根底の部分です。
てきとうな議論をして人間が勝手に正義を作り出すわけではないのです。

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ソクラテス
特に哲学によって充分に己を清めた人々は、それ以後の生においては、まったく肉体から離脱した生を送り、これらの住まいよりももっと美しい住まいに到着するのだが、その住まいの有り様を説明するのは容易なことではないし、今はそのための充分な時間もない。
しかし、シミアスよ、以上に述べてきた事柄のために、われわれはこの世において徳と知恵にあずかるために全力を尽くさねばならないのだ。なぜなら、その報いは美しく、希望は大きいのだから。
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まあ、この様に、本物の仏法真理は、時を変え、場所を変え説かれているのです。
根本的には、ソクラテスもプラトンも、イエスも仏陀も、そして現代日本では大川隆法総裁も、基本は同じ事を語っているのです。
当然、時代の要請にもとづき、現代では、政治・経済・科学技術への言及、宗教・諸学問の統合、宇宙の法なども必要になるわけです。



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