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増税が国を滅ぼす 保守派が語るアメリカ経済史 [★本(経済)]


増税が国を滅ぼす 保守派が語るアメリカ経済史

増税が国を滅ぼす 保守派が語るアメリカ経済史

  • 作者: アーサー・B・ラッファー
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2009/07/16
  • メディア: 単行本



アメリカ経済に降りかかる災難
紙ナプキンとラッファー・カーブ
減税を実施した大統領たち
失意の七〇年代
レーガノミクスと長期的繁栄
クリントンのお手本
ジョージ・W.ブッシュの投資減税
カリフォルニア破産白書
世界で採用されるサプライサイド減税
キャピタルゲイン税と株価
相続税―浪費氏と倹約氏の物語
保護主義いまむかし
フラット税という幸福な解決
懲りない政策当局
付録 波乱の時代の投資術

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400ページ近い大作で読み応えがあります。
今年になって、あまり読書の冊数が進んでませんでしたが、この本を読んでいたからも理由の一つです。

この本の一番重要な部分を一言で言うと
「増税より減税政策の方が税収は上がる」ということでしょうか。
しかし、多くの人々は増税したら税収は上がると思っているようです。
例えば、日本でも将来的には消費税を上げなくては財源が無いと思っている人が多い様ですが、この本を読んで、それは間違っていることを認識するべきではないでしょうか。
増税して税収が上がるのは、ほんのちょっとの期間で、ほとんどは税収は下がっていくようです。
景気が低迷してしまうからです。
70年代のアメリカは、まさにその状態であって、80年代レーガンが減税してやっと復活した。

「税金を上げれば税収が増える」という理論は、ほとんどあてにはなりません。
実際に、歴史は何度も経験しているのですが、どうしても「増税」に惹かれる人々は、そのことに納得せず、同じことを何度も何度も繰り返して、不況を作り出してしまっているようです。
本当に、経験から学べない人々・・・。

この本では、「経済活動を低迷させる4つの要因」
ということで、
・保護貿易
・増税、政府支出の拡大
・政府の規制強化
・金融政策の失敗
をあげています。

保護貿易もかなり恐ろしいようです。
1929年10月29日、アメリカの株価は暴落してますが、前日、ニューヨークタイムズの一面には、「スムート=ホーリー法」が可決しそうであることが報じられたそうです。
「スムート=ホーリー法」は、2万品目以上の関税が一気に引き上げられた法律です。
実際に法律が執行されたのは30年になってからのようですが、やはり、世界の貿易を大きく縮小させてしまった。

なんだか「子ども手当ての財源がどうのこうの」とやっている日本の民主党も、あまり賢くないな、と感じてしまいますね。何兆円も子ども手当てに使うより、その分、政府を小さくして減税した方が、全然、日本の景気は上がっていくと思われます。「人々から税金を徴収して、それを特定の人々に還元していく」 この政策って、利口な人の考える政策ではないよね。
特定の人を救済することに力を注ぐよりも、全体のパイの大きさを増やすことが大事だ。


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